2018年度 西日本林業経済研究会のご案内
世話人:芳賀大地 (鳥取大学農学部)
2018年度の西日本林業経済研究は鳥取大学が幹事として鳥取県東部で行います。
鳥取県は近年その規模は小さいながらも生産量を伸ばしており、素材生産量は2006年に11万m3、2011年に15万m3、2016年に22万m3となりました(木材需給報告書)。その中で、取扱量を飛躍的に伸ばしたのが、八頭中央森林組合です。組織改革や、「施業集約化」の取組などの取組を通じて、2006年頃には千立米に満たなかった素材生産量が、現在は6万m3を超える水準となり、平成28年度には天皇杯を受賞されました。さらに現在は平成32年度の10万m3生産を目標として取り組みを行っています。
このように大規模で政策の潮流にも上手く乗った林業が行われている一方で、山を一つ越えた智頭町は伝統林業地であり、厳しさを感じつつも大径材、優良材の生産が続けられています。
また、同時に、智頭町においては自伐型林業を実践する若手の林業家集団である「智頭ノ森ノ学ビ舎」が存在し、新しい生活スタイルとしての林業も存在します。加えて、森林セラピーといった木材生産以外の森林利用の取組も行われています。
以上の、鳥取県東部に見られる多様な林業の姿について視察し、日本林業の多様性と方向性について考える会にしたいと考えております。
参加を希望される方には参加申し込み用紙をお送りしますので、6月1日(金)までに下記の連絡先までご連絡ください。なお、宿泊施設の定員の関係上、西日本地域の大学・研究機関等に所属の皆様を優先しつつ先着順を基本として参加の可否を判断させていただきますことをご了承下さい。
集合:7月27日(金)12:50 JR因美線 郡家駅周辺
解散:7月29日(日)12:00 宿舎(下記)
宿舎:R373やまさと(旧山郷小学校)
〒689-1425 鳥取県八頭郡智頭町福原19番地
参加費:社会人15,000円 学生10,000円程度を予定
日程:(視察内容については変更の可能性があります)
7月27日(金)
八頭中央森林組合の視察
石谷林業智頭支店原木市売市場視察
7月28日(土)
智頭ノ森ノ学ビ舎による施業視察
森林セラピーロード基地見学
7月29日(日)
研究会(詳細未定)
〇お願い・諸注意
・アレルギー等、食事に関して配慮を必要とする方は申し付けください。
・見学は各自の車で移動となります。宿舎の駐車場に限りがありますので、できるだけ皆様で乗り合わせて車両数が少なくて済むようご配慮をお願いします。
・状況によりましては他の参加者の乗り合わせをお願いすることがあるかと思います。その際にはご協力をお願いいたします。
・宿泊部屋に個室はありません。かつて小学校の教室だった部屋に布団をご用意します。
・今回宿泊する旧山郷小学校は、一般企業も入居しております。そちらの区画には立ち入りませんようご注意ください。
・入浴は近隣の温浴施設をご利用頂きます。宿舎から車で15分ほどの距離です。
・伐採現場の視察や森林セラピーロードの散策も予定しております。林内の歩行に適した靴・服装でお越しください。
2018年度幹事
鳥取大学 芳賀大地
dai-haga(at)tottori-u.ac.jp
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