講師:横井秀一さん(岐阜県森林文化アカデミー教授)
お題: 雑感「今どきの林業技術と人材育成」
「森林・林業再生プラン」を受けて、林業には追い風が吹いていると言われています。実際のところ、林業はどのように様変わりしたのでしょうか。いくつかの人材育成や現場指導に関わる中で、いろいろと感じることがあります。人を育てる仕組みは機能しているのか、求められる人材はちゃんと育っているのか、現 場の作業は適正に行われて
いるのか、将来を見据えた施業となっているのか、などなどです。
系統だったお話しではありませんが、思うところをお伝えします。
日時:3月12日(水)13:30-17:00
場所:森林総合研究所関西支所会議室(近鉄・京阪丹波橋駅歩7分)
http://www.ffpri.affrc.go.jp/fsm/access/index.html
横井さんは造林研究者として、昨年まで三年間准フォレスター研修に関わってこられました。今回はその経験も踏まえて、施業に関わる技術の普及、実施状況の実態と問題点について、お話を伺います。
また、これからの林業・森林管理における技術の位置づけや、フォレスターの役割についても議論したいと思いますので、広い分野の皆様のご参加をお待ちしています。
二時間ほどのお話と、自由な質疑を予定しています。
終了後、近辺での懇親会も予定しています。ご都合のつく方はこちらもご参加ください。
世話役/連絡先は…
森林総合研究所関西支所気付 電話:代表075-611-1201
大住克博osumi■ffpri.affrc.go.jp・奥敬一hoku■ffpri.affrc.go.jp
・山本伸幸n.yamamoto■affrc.go.jp (■は半角の@)
林野誌研究会について
・専門性を極めるためではなく、森林を考える/見る目を広げるための場を作りたいと考え、始めることにしました。
・異分野の新しい話題を知ることで、学際的な議論のきっかけを提供できればと思います。
・話題のジャンルは問いませんが、森林に何らかの関係があるテーマとします。
・大上段に構えて始めると疲れるので、サロン的雰囲気で極ルーズに運営します。
*「林野誌」とは「森林やその重要な伴侶である原野などについての様々なことがら」という程度の意味の造語です。
企画の通称が必要なので、とりあえず付けたものです。
第1回 高原光さん(京都府大)「古生態資料からみた温帯性針葉樹の植生帯での位置づけ」
第2回 山縣光晶さん(林業経済研究所)「分水嶺の時代 ―ドイツ林学・林業は、いかなる時代に生まれたか」
第3回 柴崎茂光さん(国立歴史民俗博物館)「世界自然遺産の保護による文化や遺構消失の危機」