2013年度から2015年度にかけて木材利用ポイント事業が実施され、2012年度補正予算で450億円、2013年度補正で150億円が投じられました。同事業は、木材の利用に対してポイントを付与することで発揮される地域材利用の需要拡大効果により、森林の適正な整備・保全、地球温暖化防止及び循環型社会の形成に貢献するだけでなく、第一次産業をはじめとした地域産業、ひいては農山漁村地域経済の振興といった波及効果が期待されました。
本シンポジウムでは、これらの効果を客観的かつ多角的に分析・検証するとともに今後の木材利用促進に向けた施策の在り方を考えます。
是非ご参加戴けますようよう、宜しくお願い申し上げます。
□日 時:2016年3月16日(水)14時00分~17時30分(13:30開場)
□会 場:東京大学農学部フードサイエンス棟2階中島ホール
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusma/cam01_07_14_j.html
□共 催:木材利用システム研究会
林業経済学会、東京大学アジア生物資源環境研究センター
□後 援:公益社団法人国土緑化推進機構
□定 員:80名(定員になり次第、締め切らせて戴きます)
□参加費:無料(但し、情報交換会は実費3,000円)
□申込期限:平成28年3月9日(水)
□申込方法:木材利用システム研究会HPhttp://www.woodforum.jp/ からお申し込み下さい。
~プログラム~
■挨拶
14:00-14:05 東京大学アジア生物資源環境研究センター教授 井上雅文
14:05-14:10 公益社団法人国土緑化推進機構専務理事 梶谷辰哉
■セッション1:事業推進に向けた活動の報告
14:10-14:30 木材利用ポイント事業について
(林野庁 発表者未定)
14:30-14:50 山形県の木材利用促進の取り組み
(山形県木材産業協同組合専務理事 大隅尚行)
14:50-15:10 タマホームの国産材利用の取り組み
(タマホーム㈱購買部木材建材課課長 谷 猛)
■セッション2:事業の検証結果報告
15:25-15:35 事業の結果概要
((株)農林中金総合研究所 安藤範親)
15:35-15:50 事業実施の経済効果
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 佐藤淳)
15:50-16:05 都道府県の事業に与えた影響
(森林総合研究所四国支所 志賀薫)
16:05-16:20 工事業者・供給業者の対応
(森林総合研究所林業経営・政策研究領域 青井秀樹)
16:20-16:35 ストーブ業者の対応
(岩手大学農学部 伊藤幸男)
16:35-16:50 認証材の利用動向
(筑波大学生命環境系 立花敏)
■検証結果の講評:東京大学大学院農学生命科学研究科教授 鮫島正浩
■討論:木材利用ポイント制度は木材需要拡大に効果的であったか?
■コメント:東京大学生産技術研究所教授 野城智也
☆情報交換会:17:50~