講師:グレゴリー・ヴァラティン博士(英国森林委員会森林研究所・ 上席エコノミスト)
Dr Gregory Valatin (Senior Economist, Centre for Ecosystems, Society and Biosecurity, Forest Research, Forestry Commission, UK)
テーマ:英国・ヨーロッパの森林政策における環境支払い (Payments for Ecosystem Services/PES)そして行動経済学的政策「ナッジ(きっかけ誘導)」の可能性
Payments for Ecosystem Services (PES) and Potential Behavioural Economic Policy ‘Nudges’ in UK and European Forest Policies
日時:2017年12月11日(月)2017-12-11 (Mon.) 14:00~16: 00
場所:総合地球環境学研究所 〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 457番地4 セミナー室3・4
その他:
1) 主要な言語は英語ですが、日本語による解説を加えます。
2) セミナーの後、交流会を開催します。会費をいただきます。(企画中)
主催:総合地球環境学研究所 生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会-生態システムの健全性プロジェクト/滋賀県立大学環境科学部高橋研究室
連絡先:高橋卓也(滋賀県立大学)0749-28-8329;tak■ses.usp.ac.jp , taka.takuya■gmail.com (■は@マーク)
概要:
森林への環境支払いは発展途上国でその事例を多く見ます。しかし、ヨーロッパでも、その実践例が増加しております。ヴァラティン博士は、ヨーロッパでPESFOR-Wという水と森林に焦点を当てた環境支払いに関する研究プロジェクトを実施中です。PESFOR-Wでは、100名を超える専門家が参加し、ヨーロッパでの知見を集積し『水のための森林環境支払いユーザーマニュアル』を開発中です。
今年のノーベル経済学賞は、米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授が、行動経済学分野の業績で受賞しました。ヴァラティン博士は、以前より行動経済学を政策に応用する「ナッジ(きっかけによる誘導)」に注目し、研究を進めて来られました。同博士は、英国の森林政策を担当する森林委員会の顧問でもあります。今回のセミナーでは、森林への環境支払いと行動経済学的政策について、最新の成果をお話しいただきます。
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