2017年春季大会運営委員会
1.日程・会場等
日時:2017年3月29日(水) 9:00~18:00
8:30 会場・受付(鹿児島大学共通教育1号館111講義室)講義室前にて受付
9:30 開会 趣旨説明、座長紹介・挨拶
9:40 大会論文報告
12:10 昼食休憩
14:00 コメント・質疑・討論
17:00 定期総会
18:00 閉会(懇親会会場に移動)
18:30 懇親会(教育学部 食堂エデュカ)
シンポジウム参加は無料、懇親会費は別途費用を徴収します。
2.シンポジウム概要
大会シンポジウム統一テーマ : 木材需要の変化に伴う素材流通・生産-主伐拡大に着目して-
座 長:伊藤 勝久(島根大学)
報告者:
嶋瀬拓也(森林総合研究所)
1960年代以降における国内製材業の展開と素材需要
川﨑章惠(九州大学)
木材需要拡大期における原木流通構造の変容および森林組合の現状
-九州地方を事例に-
林 雅秀(山形大学)
林業経営の組織形態の変化についての新制度学的検討
-1960年代以降を対象として林業経営の組織形態に関する研究と現状-
コメンテーター:藤掛一郎(宮崎大学)
3.趣旨
木材需要における新たな動き(製材加工の大規模化、合板利用、木質バイオマス利用、木材輸出の拡大)の中、一方で木材生産ならびに流通に変化が見られる。今回の開催地である九州や北海道、東北は影響を受けている地域であり、日本の林業構造の変化に繋がる可能性が高い。さらに、人工林資源の成熟にともない、木材生産の中心は、間伐材だけでなく、主伐の動きが見られるようになった。このような主伐の拡大は、森林林資源の持続的な管理保全および将来の資源の確保という点から検討することが必要であろう。
そこで、本シンポジウムでは、全国的な木材需要の変化、動向も考えながら、木材需要の拡大に伴い九州および全国で進行している近年の状況を川下から川上までの動向を踏まえて、木材需要拡大が与える木材生産および流通構造におよぼす影響、今後の日本林業の方向を検討したい。
座長には、中国地方を中心に林業経営、木材流通、山村経済に関する研究を行ってきた伊藤勝久氏にお願いした。また、コメンテーターとして九州における主伐の進行に関する研究を行っている藤掛一郎氏に依頼した。
今回のシンポジウムでは、昨年の春季大会より導入された事前質問を受け付け、午後の討論の内容を準備したい。
会員の皆様には、林業経済研究誌Vol.63No.1(2017年3月発行)掲載の2017年春季大会論文および報告者より提示された以下の文献を参照されて、3月25日までに大会運営委員会まで多くの質問票(書式は自由:質問者の所属と氏名、質問相手および質問項目)を提出していただきたい。
質問票提出先:大会運営委員長 枚田邦宏(khirata■agri.kagoshima-u.ac.jp ■は@に換えて下さい)
【関係文献】
嶋瀬拓也:
製材品流通の地理的変化と製材業大手の供給戦略、林業経済58(5)
国内合板工場における国産材利用の拡大とその背景、木材工業62(9)
製材業の産業組織と中小規模層の存立形態としての「大工出し」、日本中小企業学会論集32
製材業における経営規模の拡大とその影響『山と里の恵みと山村振興』(2011)
に所収。
なお、入手困難な場合は、著者本人(shimase■affrc.go.jp ■は@に換えて下さい)にご請求ください。
4.その他
【林業経済学会理事会、評議会、委員会等の場所】
・理事会 3月28日午後
場所:農学部D号館5F データ分析室(D5232)
・評議会 3月28日午後
場所:農学部D号館5F データ分析室(D5132)
・編集委員会 3月28日
場所:農学部D号館5F 森林政策学研究室資料室(D5040)
・表彰委員会 3月28日
場所:農学部D号館5F 森林政策学研究室(D5023)
【会場アクセス】
JR鹿児島中央駅(新幹線の終着駅およびリムジンバスの終点)より徒歩15分、あるいは、鹿児島中央駅より市電で工学部前より徒歩5分