リマインダー「2023年度第2回木質バイオマス利用研究会」のお知らせ

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、標記研究会を下記の通り開催いたしますので、奮ってのご参加をお待ち申し上げます。 参加を希望される方は 11 月 16 日(木)正午までに申込先にてお申込ください。

  • 開催日時 2023年11月17日(金)13:00-17:00
  • 開催形式 ハイブリット方式
          オンサイト会場:森林総合研究所展示室
          (会場の都合上、先着20名様とさせていただきますことをご容赦ください)。
          オンライン会場:Microsoft teams
  • 申込先 https://forms.gle/CAipbx8f8o4nybp26
  • 申込期限 2023年11月16日(木)正午
  • テーマ 「森林総研での木質バイオマス関連研究の最前線(2023)」
    • 13:00-13:15 趣旨説明 髙橋正義
    • 13:15-15:30 木質バイオマスの生産とエネルギー利用に関する研究の最前線

      1.北海道におけるヤナギ短伐期萌芽栽培を用いた木質バイオマス生産の研究成果
      原山尚徳(森林総合研究所 植物生態研究領域)
       スウェーデンなど海外の冷温帯地域で実施されているヤナギを用いた短伐期萌芽栽培(Short rotation coppice)による木質バイオマス生産手法を概説します。また、これまでに北海道で実施した研究成果を紹介します。

      2.関東地域に分布するヤナギの成長対する堆肥の効果
      香山雅純(森林総合研究所 植物生態研究領域)
       資源作物として有望視され、関東に分布する7種類のヤナギの栽培試験を行いました。土壌の養分が乏しい無施肥区(対照区)と堆肥の量が異なる施肥区(堆肥区、2倍堆肥区) で試験を行ったところ、堆肥の施用で各樹種とも成長が促進され、特に2倍堆肥区のオノエヤナギとタチヤナギは欧州の目標の10 t/年を大きく上回りました。2年間の試験成果について紹介します。

      3.ヤナギによる木質バイオマス生産の国内実用化への取り組み
      高橋正義(森林総合研究所 森林災害・被害研究拠点)
       株式会社グリーンアースと森林研究・整備機構森林総合研究所は、既に欧米などで実用化されているヤナギを用いた短期間での木質バイオマス生産手法を日本国内で実用化するために、新たなプロジェクトを始めました。その概要を紹介します。

      4.スギ燃料ガス化炉のクリンカ形成抑制のための木質バイオマス混合効果
      小井土賢二(森林総合研究所 木材加工・特性研究領域)
       近年、小規模分散電源であるガス化熱電併給の導入が進んでいるが国内稼働率は低く、その一因として木質燃料の無機成分による固化物(クリンカ)の形成が挙げられます。木質燃料の混合によるクリンカ抑制に関する最新研究成果について紹介します。

    • 15:45-16:45 木質バイオマスを利用した新素材、新用途開発に関する研究の最前線

      5.地域産業の創出を目指した木質バイオマス変換
      山田竜彦(森林総合研究所 新素材研究拠点)
       国産森林資源の活用を担保することを目指した新しい成分利用法として講師が開発した「改質リグニン」に関する動向を中心にお話します。

      6.木そのものを直接糖化発酵した新しいお酒 ー国内林業の起爆剤となる新産業創出を目指してー
      大塚 祐一郎(森林総合研究所 森林資源化学研究領域)
       木そのものを直接糖化発酵して、木から飲用のお酒を造る技術が新しく開発されました。なぜ、今まで造られなかった「木の酒」が造られるようになったのか、そしてどんなお酒ができるのかなど木のお酒の製造方法とその特徴や魅力、将来展望などについて紹介します。
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