循環型社会の実現に向けて森林・木材資源への期待が高まる一方、その基礎情報として不可欠であるはずの森林・林業統計は縮小を余儀なくされている。実態把握のための統計利用に困難や不足のあることは度々指摘されるが、とりわけ近年の動向はこのことに拍車をかけており、看過できない事態に立ち至っていると言わざるを得ない。そこで、森林・林業統計の活用と課題を取り上げて研究会Boxを企画し、情報の不足を補う方策や統計の充実に向けた意見交換を行うこととした。
林業経済学会会員のみならず、森林・林業統計に関心を持つ多くの方々に参加して戴ければ幸いである。
テーマ 森林・林業統計のこれから―活用と課題に着目して―
日 時 2010年1月14日(木)午後1時30分~午後5時
会 場 東京大学農学部1号館7番講義室
内 容
13:30-13:40 本研究会の趣旨 山本伸幸
13:40-14:10 森林・林業統計の制度・現状
井田 守(農林水産省統計部統計企画課統計企画班)
14:10-14:55 林業経営体統計の活用と課題
興梠克久(九州大学大学院農学研究院)
14:55-15:40 木材統計の活用と課題
嶋瀬拓也(森林総合研究所北海道支所)
15:40-15:50 休憩
15:50-17:00 討論
座長 山本伸幸
※ 氏名は敬称略。報告のタイトルは変更の可能性があります。
※ 参加費はありません。
【問い合わせ先】
立花 敏 binn[at]affrc.go.jp
山本伸幸 n.yamamoto[at]affrc.go.jp