●趣 旨
これまで学位論文公聴会は各大学内で行われており、その内容を共有する機会はわずかでした。学位論文を構成する個々の事例は、学会報告等で共有できますが、これらを総括した学位論文全体の議論こそ多くの方と共有し、議論を深めていく必要があると感じています。
また、近年林業労働問題が学会のシンポジウムなどのテーマになりにくくなっており、十分な議論をする機会は少なくなっています。
そこで本研究会は、近年林業労働問題に関するテーマで今年度に学位を取得した1名の学位論文の報告およびそれを基調に議論を行うことを目的に、下記の通り第1回研究会(林業経済学会第17回研究会Box)を企画しました。
●日 時:2010年12月17日(金)14:00~16:00
●場 所:筑波大学東京リエゾンオフィス 第1講義室(秋葉原ダイビル14階)
●プログラム(総合司会 興梠克久(筑波大学))
14:00 開会挨拶 林業労働政策研究会
14:10 報告:川﨑章惠(九州大学大学院農学研究院 学術特定研究者)
「林業における一人親方の今日的存在形態と労働政策の課題」
15:00 コメント 志賀和人(筑波大学)
15:10 質疑応答・討論
15:40 総会・閉会挨拶
16:00 終了
※17:00~懇親会を予定しています(参加者実費負担)。
●報告の概要
タイトル:「林業における一人親方の今日的存在形態と労働政策の課題」
目次
1.研究の目的と方法
2.林業一人親方の全国的動向と労働者災害補償保険制度
3.一人親方団体の設立経緯にみる林業労働の課題
4.森林組合の労働力構成と一人親方の実態―大分県を事例に―
5.一人親方の就業実態と再生産構造―福岡県八女地域を事例に―
6.考察
●参加費:無料
(ただし、資料代として1人500円を頂戴します)
主 催:林業労働政策研究会
林業労働政策研究会とは・・・
当研究会は、森林・林業に関連する労働問題を広く議論すること及びこれらに関心のある者の交流を図ることを目的として、2010年9月1日に設立されたものです。どなたでもご入会いただけます。入会希望等のお問い合わせは、下記までお願いします。
<問い合わせ先>
rinrouseiken[at]gmail.com(林業労働政策研究会事務局 川﨑章惠)