林業経済学会2022年春季大会シンポジウム(オンライン)のお知らせ

下記の通り、春季大会シンポジウムを3月30日(水)にオンラインにて開催します。以下の注意事項をよく読んでご参加下さい。

林業経済学会2022年春季大会シンポジウム(オンライン)

1.日程・参加申込等

【大会日程】 2022年3月30日(水)  9:30~17:30(16:00より総会)

【会場】 オンライン(Webex)

【プログラム】
 9:30-9:40  開会 座長紹介・挨拶、趣旨説明  
 9:40-11:55  報告  
 11:55-12:15 コメント  
 12:15-13:15 昼休み  
 13:15-16:00 総合討論  
 16:00-17:30 定期総会
  
【参加費】  無料

【参加申込】
参加ご希望の方は下記のフォームから申し込みください。
  → 参加申込フォーム
参加申込の受付締め切り:2022年3月27日(日)
*参加申込の受付後、自動返信メールによりWebexの接続情報をお知らせします。
*会員(一般/学生)・非会員(一般/学生)を問わずどなたでも参加いただけますが、必ず事前登録をお願いします。
*総会だけに参加される方(会員)もお手数ですがこのフォームで申込みください。
*参加可能人数には余裕がありますが、超過する場合は先着順になります。

2.シンポジウム概要

大会シンポジウム統一テーマ : 今も続く原子力災害による森林・林業・山村への被害と復興   

座 長: 山本信次(岩手大学)    
報告者・報告タイトル:
塩谷弘康(福島大学) 原子力災害が福島県の農林業・農山村にもたらした被害 (仮)  
  金子祥之(東北学院大学) 原子力災害が福島県の農山村住民による自然資源利 用に及ぼした影響(仮)  
  山本美穂(宇都宮大学) 原発事故による原木しいたけ生産の変容-中・低線量地帯の 10 年-
コメンテーター:山本伸幸(森林総合研究所)  

3.趣旨

 2011年3月11日に発生した東日本大震災は、死傷者・行方不明者をあわせて二万人以上という未曾有の大災害となった。さらには震災による東京電力福島第一原子力発電所事故の発生に伴い、東日本の広範囲にわたり放射性セシウムを中心とする放射性物質が拡散するという原子力災害がそれに追い打ちをかけることとなった。今現在も万人単位の人々が避難を余儀なくされるなど、依然として大きな問題が残っている。  今次の原子力災害においては中山間地域の農山村が大きくその影響を受け、農林業や農林産品への影響が非常に大きかった。また、そうした産品の消費地である都市住民も自らの健康問題として被害を捉え国民的関心を集めることとなった。原発事故影響への賠償も進められているものの、拡散した放射性物質による健康影響への評価によって生じた生産者と消費者の分断もいまだ存在している。また、放射性物質の拡散した自然資源や地域資源との有機的連鎖の強い農山村に暮らす人々の生産活動や生活における放射性物質影響のすべてに対して賠償や復旧がなされたわけでもない。  このように多くの問題を未だ抱える原子力災害であるが、林業経済学会においては春季大会シンポジウムにおいては、東日本大震災やそれに伴う原発事故問題を取り上げてはこなかった。こうした点から東北地区で開催される2022年春季大会シンポジウムにおいては、震災から10年以上を経てなお、大きな問題を残す原発事故影響について、学会全体として問題を再共有し、被災地復興への支援について考える契機を提供するものとしたい。  本シンポジウムでは特に、原子力災害が福島県の産業としての農林業や農山村に及ぼした影響や農山村住民の暮らしやマイナーサブステンス的自然資源利用に及ぼした影響、さらには被害は福島県内にとどまることなく広範囲に及んだことを示す北関東における森林利用への影響についてご報告いただき、議論の契機としたい。

【その他】
林業経済学会理事会,評議員会,委員会等の開催の⽇程と場所
 理事会
 日時:3月29日(火)17時30分~18時00分(オンライン)
 理事会・評議員会(合同開催)
 日時:3月29日(火)18時00分~20時00分(オンライン)

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