「2025年度第1回木質バイオマス利用研究会の開催」のお知らせ

 

標記研究会を下記の通り開催いたしますので,奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
https://jfes.jp/

なお、参加を希望される方は5月28日(水)正午までに以下のサイトにてお申込ください。
申込先

  • 会場:東京大学農学部フードサイエンス棟中島ホール及びZoom meetingのハイブリッド*
  • 日程:令和7年5月29日(木)
  • テーマ:木質バイオマスの熱利用と森林資源計画**
    • 趣旨説明
    • 13:15~14:00 日本森林技術協会 旗生 規 地域内エコシステム(仮)
    • 14:00~14:45 ダレスサンドロジャパン 鵜池俊幸 ブリケット・ペレット,燃料化(仮)
    • 15:00~15:45 千葉大学 加藤 顕  森林資源計測の最新動向(仮)
    • 15:45~16:30 信州大学 守口 海 森林資源計画の最新動向(仮)
    • 16:30~16:45 東京大学 吉岡拓如 講評・まとめ

5月28日(水)正午締切,13時頃,申込者にZoom meetingリンクをお知らせいたします。リンクが届かない場合は,お問い合わせ先にご連絡下さい。
お問い合わせ先:宇都宮大学 有賀一広 aruga@cc.utsunomiya-u.ac.jp(@を半角に直して送信してください)

運営:東京大学 吉岡拓如

*会場予約の関係で,対面での進行を優先いたします。Zoom meetingでの映像・音声不調の場合は,ご容赦ください。また,録画・録音はお控えください。

**開催の趣旨
 2012年7月に再生可能エネルギー固定価格買取制度FITが開始され,木質バイオマス発電,特に買取価格が高値に設定された未利用材を主燃料とする発電施設が,2024年6月時点で,全国で326ヵ所新規認定され,すでに139ヵ所で稼動しています。未利用材を燃料として利用することは,林業振興や山村の雇用創出などに貢献することが期待されていますが,一方で発電容量5 MWで年間10万 m3程度が必要とされる未利用材を買取期間20年間,安定して調達できるか,FIT終了後の木質バイオマス発電の採算性,さらには木質バイオエネルギーの持続可能性などが懸念されています。
 一方,バイオマスエネルギー利用の先進地である欧州では,木質バイオマスエネルギーの実に82%が熱として利用されており,実際に発電事業者の65%が熱電併給を行い,熱も生産しています。熱利用・熱電併給に当たっては,事業者自らが熱の需要先を開拓する必要があるとともに,熱の販売価格が固定されていないことなどから,導入に当たっては慎重な検討が必要となっています。このような中,農林水産省と経済産業省は平成29年7月に,報告書「『地域内エコシステム』の構築に向けて」を公表し,小規模熱利用・熱電併給の導入を促進しています。
 そこで,本研究会では地域内エコシステムやブリケット・ペレットの熱利用・燃料化,また,木質バイオマス利用を進めるうえで重要な持続可能性を担保する森林資源計測と計画に関して現状を整理するとともに,今後の課題に関して議論を深めたいと考え,このような講演会を企画いたしました。多数の皆様のお申込を心よりお待ち申し上げております。

参考
日本森林学会誌99巻6号(2017年12月発行)特集「バイオマス発電所は燃料の未利用木材を安定的に確保できるのか?」
日本森林学会誌103巻6号(2021年12月発行)特集「未利用木材利用可能量推計およびサプライチェーンマネージメント」
森林利用学会誌38巻4号(2023年10月発行)2023年度第1回木質バイオマス利用研究会報告

  • 木質バイオマス利用研究会
    • 本会は,木質バイオマスの活用に関わる理論および技術の発展と普及をはかることを目的とした研究会です。
    • 森林や木材,バイオマスに関心をもつ研究者,学生,事業者等が集まった研究会です。
  • 活動内容
    1.日本森林学会大会における企画シンポジウムまたは公募セッションの実施
    2.バイオマス関連部会・研究会合同交流会に会員価格でご参加いただけます。2022年度
    3.その他:企画次第,メールにて随時お知らせいたします。
  • 2025年度役員
    • 会長:有賀一広(宇都宮大学)
    • 副会長:寺岡行雄(鹿児島大学)
    • 副会長:久保山裕史(森林総合研究所)
    • 事務局:佐藤政宗(森のエネルギー研究所)
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