東京農工大学科学博物館「帝国日本と森林—近代東アジアにおける環境保護と資源開発」巡回展示のお知らせ


 

竹本太郎会員が参画している科研の企画で、2月に出版された『帝国日本と森林』(勁草書房)という書籍の内容が東京農工大学科学博物館にて巡回展示されます。

【2023.10.27-12.23】大学博物館連携巡回展「帝国日本と森林−近代東アジアにおける環境保護と資源開発」

 本展示は、科学研究費補助金を受けた3つの共同研究の約7ヵ年にわたる研究成果の一部です。2023 年2月に書籍『帝国日本と森林—近代東アジアにおける環境保護と資源開発』の出版を機に開催されることとなりました。各共同研究者が所属する大学間を資料でつなぎ、旅する巡回展示です。
 本展示の基となる書籍では、旧大日本帝国時代の林業を事例とした森林・林業をめぐる知とその実践の具体的な展開・過程について、林学、地理学、環境史、植物学など異なる専門分野の研究者が協力し、近代日本の帝国林業における知と実践の結びつきを多角的に明らかにすることを試みています。
 今回の展示は、旅の出発点(九州大学会場:箱崎・伊都)から移動して第一番目の会場となります。コンパクトな展示ではありますが、九州大学会場では展示されていなかった資料も展示いたします。専門書のエッセンスを各分野の執筆者がパネル展示としてビジュアル(視覚的)にお届けし、内容理解の一助となることを目指しています。展示が各会場を旅し、それぞれの場所で出会いと対話が生まれることで、大学の研究成果が社会の知として還元されていくことを期待しています。

  • 開催概要
    • 期間:2023年10月27日(金)~12月23日(土)
    • 休館日:日曜・月曜・祝日
    • 会場:東京農工大学科学博物館本館2階 シャルドンネギャラリー
    • 入館料:無料
    • 主催:東京農工大学科学博物館・九州大学総合研究博物館
    • 協 力:九州大学大学院農学研究院
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