林業経済学会・林業経済研究所合同シンポジウム(林業経済研究所第6回シンポジウム)のご案内『国立公園と森林管理-その成立、理念と実際-』

合同シンポジウム実行委員会委員長 永田 信(東京大学教授)

 11月3~5日の秋季大会の日程に合わせて、以下の予定で林業経済研究所との合同シンポジウムを開催します。多数の方のご参加をお待ちしております。

【趣旨】
 日本の国立公園の大半を森林が占めており、コアエリア以外においては何らかの管理を行うことが想定されているにもかかわらず、林政学からの研究蓄積はごく限られていたといえましょう。
 そもそもの成立過程からして資源管理と観光利用の矛盾を内包した「地域制公園」としてのさまざまな問題を抱えつつ、造園系の研究はもとより、21世紀に入って、村串氏のような経済学者の重厚な研究が出現したことを、林政サイドも真摯に受け止め、三位一体改革の進行する中で、多面的機能に配慮した持続可能な森林管理という新たな時代の要請に向けて、国立公園や自然公園においてどのような森林管理が人びとにとって望ましいかをあらためて議論すべき時期に来ているのではないでしょうか。すなわち、国民にとって国立公園(自然公園)とは何か、また、国立公園の機能と役割は何か、さらに、適正な国立公園を整備し、管理するための組織やシステムのあり方について議論する時代に来ていると思います。
 このシンポジウムは、成立期の「国立公園」が利害関係者の葛藤や妥協を経ながら一定の理念のもとに成立した歴史や、近年における内外の事例に学びつつ、21世紀の国立公園について、その利用目的に対応した所有・管理・担い手のあり方を展望し、今後の森林管理の方向性を明らかにしようとするものです。

【日時】2006年(平成18年)11月4日(土)13:00~17:00

【場所】東京大学農学部弥生講堂(地下鉄南北線 東大前駅 徒歩1分)
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/index.html

【座長】八巻一成氏((独)森林総合研究所東北支所) 
【報告者等】
1)村串仁三郎氏(法政大学)
「国立公園成立過程における自然保護と開発の確執-国立公園の自然保護機能における林業行政の役割-」 
 コメンテータ:山本信次氏(岩手大学)
2)土屋俊幸氏(東京農工大学)
「イギリスの国立公園における公園管理と関係主体の役割-湖水地方を事例として-」 
 コメンテータ:源氏田尚子氏((財)環境情報普及センター)
3)山中正実氏((財)知床財団)
「国立公園の管理に関する課題-知床の世界遺産登録から見えてきた問題と展望-」 
 コメンテータ:愛甲哲也氏(北海道大学)
※上記各氏に加え、福田隆政氏(林野庁)を迎え、パネルディスカッションを行います。

(連絡先)
【大会事務局】
 電話 03-5841-5233
 Fax 03-5841-5437 (古井戸、竹本、赤池)
 rinkei[at]fr.a.tokyo-u.ac.jp
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jfes/
【林業経済研究所】
 office[at]rinkeiken.org
 http://www.rinkeiken.org/

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