「2011年 東日本林業経済研究会のご案内」

北日本林業経済研究会は、2007年まで、東北、北海道の林業経済研
究者が中心になって、年一回の研究会をメイン活動として、活動し
てきました。

北日本林業経済研究会を、関東地区にも東北・北海道勤務経験者が
多くなってきたこともあり、関東地区も含めて、東日本林業経済研
究会という形で実施したらどうかという話が、3年前(2008年)に、
持ち上がり、関東地区でも3年に一回、実施することとし、

2008年には、日時:9月1日(月)−2日(火)
テーマ:「国産材生産・素材流通・製材加工の現状と課題」

ということで、福島県東白地域で、協和木材のご協力と多数の研究
者の参加を得て、研究会を実施しました。報告書が、林業経済Vol.62
No.1に載っています。

今年度2度目の関東地区担当がやってきました。それで、土屋さんの
コーディネートで、「赤谷の森」で、下記の開催要領で実施したいと
考えています。

ふるって参加頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

【開催主旨】
 群馬県みなかみ町の国有林「赤谷の森」では、2004年3月に財団法
人日本自然保護協会と林野庁関東森林管理局が締結した協定にもとづ
き、「三国山地/赤谷川・生物多様性復元計画(赤谷プロジェクト)」
が実施されています。赤谷プロジェクトは、約1万ヘクタールの国
有林を対象に、10年単位の協定によって、地域住民、NGO、行政機関
が共同管理する協働して取り組む日本初の試みです。規模の大きさ、
期間の長さだけでなく、地域住民で組織する地域協議会と日本自然
保護協会、林野庁関東森林管理局がコアセクター(中核団体)となり、
森のあるべき将来像を合意した上でそれを森林の取り扱いに反映させ
ています。
 プロジェクトは「生物多様性復元」と「持続的な地域社会づくり」
を二大目的に、上述のコアセクターと研究者・市民サポーターが協働
して、自然環境のモニタリング調査、スギ・カラマツ人工林の自然林
への復元実験、日本初の治山ダムの一部撤去による渓流環境修復、教
育活動・地域づくり・エコツーリズムのための旧街道網の復活などに
取り組んでいます。
 このプロジェクトを支えているのは、@1990年代、同地でリゾート
開発とダム開発計画をめぐる住民運動を経験した、自然湧出の温泉を
観光資源とするみなかみ町新治地区の地域住民、Aかつて地域住民と
共に自然保護運動を展開し、プロジェクトの企画・総合事務局を務め
る日本自然保護協会、B人工林の自然林への復元や治山ダムの一部撤
去など、新たな取り組みにチャレンジする林野庁>の現場スタッフ、
C研究者・市民サポーターらの、日々の協働です。
 発足から7年がたち、2010年の「赤谷の森 基本構想」の策定を踏
まえ、2011年3月には「赤谷の森 管理経営計画」(国有林の正式の
地域管理経営計画の別冊)策定、新協定の締結(地域協議会を加えた
三者協定への変更)と節目となるイベントが続き、赤谷プロジェクト
は第二期に入ろうとしています。この画期に現地を訪れ、地域住民・
NGO・行政機関と研究者が集い、地域森林資源管理の意思決定や協働
のありよう、各地で進む自然再生の動きとの比較、国有林野行政の今
後、自然保護運動と地域社会の新たな関係等について学び、議論する
ことは、当研究会としても非常に重要なことと考えます。
 東北関東大震災により、日本の社会のあり方が根本から問われてい
ます。こういう時こそ、改めて地域のコミュニティと自然資源=森林
資源の関係のあり方をじっくり考える機会を持ちましょう!

 宿泊の予約やバスの手配等、参加人数をあらかじめ確定しておく必
要があります。7月末日までに別紙エクセルファイルにより参加の申
し込みをしてくださるようにお願い申しあげます。

【日程】 平成21年9月17日(土)−18日(日)

9月17日
12:30 上毛高原駅集合、エクスカーション出発

≪エクスカーションコース≫
@小出俣沢コース(自然再生(人工林→天然林)試験地)
A茂倉沢コース(日本で初めての計画的治山ダム堰堤撤去地)
B旧三国街道コース(エコツアーに使用しているルートを歩く)

17:00 ミニレクチャー+懇親会
      (wtih 地域協議会メンバー、NACS-Jスタッフ)

宿泊先:生京園(〒379-1403 群馬県利根郡みなかみ町
猿ヶ京温泉1121 TEL 0278(66)0311)

9月18日
9:00 シンポジウム
     テーマ:人と「赤谷の森」の新たな関係ー国有林・
         地域社会・ガバナンス(仮題)

   座長:土屋俊幸(東京農工大 解題含む)
      報告者(予定です。今後、変更があるかもしれません)
      林あかねさん(王子特殊製紙株式会社 東京農工大修士
             卒業生・赤谷で修論)
      藤江達之さん(森林総研) 前関東森林管理局計画部長
      林 泉さん(川古温泉松屋旅館) 
            赤谷プロジェクト地域協議会代表幹事
      茅野恒秀さん(岩手県立大) 
            前赤谷プロジェクト総合事務局(NACS-J)

   コメンテイター:NACS-J現スタッフ、赤谷プロジェクトサポーター

15:00 上毛高原駅解散

【参加費】(まだ、確定ではないです)
社会人:15000円程度(1泊3食)
学生  :10000円以下
バス代・懇親会費込

【参加申し込み】
添付の参加申し込み書に記入のうえ、EmailまたはFaxで連絡して下
さい。1日目のエクスカーションについては、必ず第2志望までご
記入をお願いいたします。

【申込用紙】
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jfes/kenkyukai/Higashi_Nihon_2011.xls

【事務局】
駒木貴彰(森林総研)、土屋俊幸(東京農工大)、
奥田裕規(森林総研)

【申し込み・連絡先】
森林総合研究所森林経営・政策研究領域:奥田
Tel・Fax:029-829-8324