「私有林地の相続と森林管理問題」

日時:3月5日(火)13:3017:00
場所:東京大学農学部1号館第7講義室

主催:私有林地相続問題研究会

共催:林業経済学会


話題提供者とタイトル
佐藤宣子・山田茂樹:

 日本における林地相続の特徴と林地移動の把握方法
 〜大分県佐伯地域,熊本県天草地域を事例として〜

堀靖人:

 ドイツにおける林地相続制度の特徴と近年の動向(仮題)
山本美穂・古井戸宏通:

 フランスにおける零細私有林の集団化とCFTの意義
佐藤宣子・重松彰:

 ノルウェーにおける一子相続制度の変遷と森林所有者組合(仮題)

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趣意
近年,日本では山村における過疎・少子高齢化の進展の下で,相続・

世代交代を契機として林地の零細化や不在村化の進展,所有者や所

有界の不明化など森林管理水準が低下することが危惧されています。

森林・林業再生プランの下で,小規模林地の団地化と長期施業受託

の推進,森林経営計画を属人的に策定した所有者に対する優遇措置

(規模拡大を図る場合には相続税を減免・延納)が実施段階にあり

ます。しかし,私有林経営にとって重要な林地相続の実態に関する

研究は近年,非常に少ない状況にあります。さらに,相続を含む林

地所有権の移転や私有林経営実態の把握自体が困難化しています。
こうした中で,わが国の林地相続の実態解明と私有林比率が高い西

ヨーロッパ諸国との比較研究を実施しました*
林地相続/所有は,封建時代から近代への土地所有改革の歴史背景,

地理的条件,家族制度や慣習,法制度,社会経済条件など様々な要

因に規定されており,包括的な知見を踏まえた議論が必要です。そ

れらに全面的に応えうる段階にはありませんが,話題提供を行い,

林地相続問題の議論を深めたいと林業経済学会の研究会ボックス

(私有林地相続問題研究会公開研究会)を企画いたしました。
ご参加下さるよう、案内申し上げます。

 

*日本学術振興会科学研究費基盤(B)21380099)の助成を受けました。