2007年林業経済学会秋季大会のご案内

 

秋季大会運営委員会 委員長 小池浩一郎

 

 2007年林業経済学会秋季大会は,1123日(金),24日(土),25日(日)の3日間,島根大学において開催されます。

 

日程・スケジュール

1123日(金) エクスカーション(@岡山県美作方面,A島根・広島県境方面)

1124日(土) 午前 自由論題発表

         午後 テーマ別発表@,懇親会

1125日(日) 午前 自由論題発表

         午後 テーマ別発表A

 

大会参加予定者の方へ

1)大会参加費は,一般会員1,500円,学生会員1,000円です。

2)発表要旨を必要に応じて学会ウェブ・サイトからダウンロードしてご利用ください。
3
)学会報告,テーマ別セッションに先立ち,23日(金)にテーマ別セッションのテーマに即して,バスによるエクスカーションがあります。(すでに締め切りました)

4)懇親会は24日(土)に開催します。(会費 一般3,000円,学生2,000円)
5
)本大会期間と同時期に,松江市において他の学会,全国集会・セミナーが予定されていますので,交通機関・宿泊の予約は早めにお願いします。(JAくにびき旅行センターでは本学会の旅行を取り扱っていますので,ご利用下さい。詳細は学会誌532号をご覧ください。)
6
25日のテーマ別セッションの終了時刻は,東京方面,大阪方面の帰り便の時刻(米子空港19時台,出雲空港19時台,JR松江駅18時台)を考慮して設定しますが,各位ご確認ください。

 


テーマ別セッションは以下の通り2テーマを設定します。

 

 

テーマ@

「国際的な競争力を有する針葉樹人工林材の供給体制とは」

 

●趣旨

世界的には木材の需給が逼迫しつつあるなかで,木材供給は温帯のいわゆる先進国のうち,いくつかの人工林の資源造成に成功した国からの人工林材によってまかなわれている。わが国は降水量,日射からすると世界有数の好条件にあるが,そのポテンシャルを活かせているとは言えない。その原因は主に伐採搬出コストと製材などの加工部門の高コスト性にあることは,近年指摘されているところである。昨年の西日本林業経済研究会でも岡山県北部を題材として,伐採作業の高度の機械化や,製材工場の大規模化によりこれらを打破しようとする動きについて議論した。第二次大戦後植栽された森林資源は利用齢級に達しつつあるが,これらを採算のとれる伐採技術により収入間伐し,低コストの製材により最終需要につなぐことが,健全な森林と山間地の地域社会を保つ唯一の方法であろう。この視点から伐採搬出,木材利用における新たな動きを把握し,その森林・林業政策における意味と展望について論ずる機会としたい。

 セッションでは,伐出と木材加工の双方について,低コスト化はどの程度まで可能であるのか。またその障碍はなにか。さらに可能とすればいかなる方策が必要であるのかについて進めたいと考えている。

(コーディネータ 小池浩一郎(島根大学))

 

関連エクスカーション

コース@(岡山県美作方面)1123日(金)8001730

8:00 松江市内 発

8:45 米子空港 発(東京発のフライト到着後)

午前 低コスト伐採現場視察(高密路網+重機)

午後 新生産システム関連の高効率木材加工施設視察

17:30 松江市内着(各宿泊施設)

 

 

テーマA

「中山間地域における森林空間の中間・複合的利用による自給・循環圏構築の可能性」―所有の空洞化時代を乗り越え,未利用・低利用資源を活かす,地域・分野・時系列横断型マネジメントとは―

 

●趣旨

 現在,中山間地域にあっては,ここ5年から10年の「昭和ひとケタ世代」の引退と集落消滅の発生を契機に,森林所有の不在化と管理の空洞化が進み,森林資源の有効な保全と活用の仕組みが崩壊する危機に瀕している。特に,従来の高級用材の生産等に特化した施業と利用形態を続ける限り,限られた地域・分野・時期においてのみ収益が発生し,「ロングテール」とも呼ぶべき大部分の地域・分野・時期では,未利用・低利用状態に停滞し,持続可能な経営が成立せず荒廃が進むことが懸念される。従って,今後の中山間地域においては,森林空間を中心として,化石燃料に替わるエネルギーや工業素材などの幅広いバイオマス利用,自然と共生し他分野(農業,畜産,工芸)とも連携した省力型の中間・複合的な利用,豊かな自然体験ゾーンとしての利用などを組み合わせ,広域連携で持続可能な管理を行う横断型マネジメントの展開が望まれる。

 セッションでは,課題に関連する現状報告や研究報告を組み合わせ,横断的マネジメントを構成する経営的・技術的・制度的要件について論議を深め,持続可能な社会における自給・循環圏を展望するものとする。

森林ロングテールイメージ20070227

(コーディネータ  藤山浩・笠松浩樹(島根県中山間地域研究センター))

 


関連エクスカーション 

コースA(島根・広島県境方面)1123日(金)9001730

900 松江市内 発

1000  出雲空港 発(東京発のフライト到着後)

1100  島根県飯石郡内の現地視察(竹林活用,放牧の事例等)

1200  島根県中山間地域研究センター(昼食とセンターの見学)

1400  島根・広島県境付近(三次市)の現地視察(「限界集落」化,集落消滅が懸念される地域の実情(森林の所有権と管理・相続状況など),森林組合による信託事業の展開等)1730 松江市内 帰着